ダウンをしっかり洗う。
お手入れやケアだけで寿命が大きく変わります。
中に水鳥の羽「フェザー」が含まれるダウンは、羽本来が持つ油分を取りすぎないよう頑固な襟袖汚れを落としてあげるのがコツです!羽がふっくらとすればするほど保温性が高いまま来年もお使い頂けます。
【準備するもの】
#デリケート衣類を守る洗濯洗剤
#中性洗剤
#バスタオル 2枚程度(綿100%がおススメ)
洗う
①汚れがひどい場合は、中性洗剤と水を1:1で薄めて、襟や袖など特に汚れている部分にブラシで擦ります。
基本的に体に触れる部分が汚れていますので、その部分を中心に軽く擦りましょう。
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②ダウンは入れずに洗濯機に水を貯め、デリケート衣類を守る洗濯洗剤 を入れます。(濃い分量ではなく通常の洗いの時の分量でOK)
洗濯機の水量30L程度に対して50cc程度(カップ1杯ちょっと)で大丈夫です。
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③しっかりと洗濯機内で泡だてます。
一度自動洗濯で回してしまうと楽にできます。
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④蓋を開けて、ダウンをしっかり沈むまで手で押し込みます。
一時停止で止めてダウンウェアをしっかりと浸します。
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⑤ダウンを入れたら、一緒に上からバスタオルを入れます。(ダウンは空気を多く含む衣類で浮きやすいためです)
水分をしっかり吸うものであれば、なんでも構いません。「オモシ」の役割でダウンを沈めるのと、叩き効果を強め、しっかり洗い上げます。
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⑥そのまま5分〜10分洗浄。
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⑦すすぎは1回か2回です(どちらでも構いません。)
デリケート衣類を守る洗濯洗剤はダウンウェアに残っても問題ありませんが、気になる方は濯ぎにくい衣料になりますので2回すすぎでお願いします。
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⑧しっかり脱水します。できれば、1分の脱水を2セット〜3セットやるのもオススメです。
あまり脱水時間を長く取るとシワの原因になります。何度かに分けてやるのは脱水だけの目的ではなく「ほぐし」という中のフェザーを揉み解す目的です。これをやっておくとフェザーの変な偏りや自然乾燥が早くなる効果もあります。
TATRASや生地の表面がデリケートな素材の場合はネットに畳んでいれて、洗濯機で洗うと傷が入りにくいです。
皮革が使われているダウンは色が出てしまうため、お家では洗濯出来ませんので、信頼できるクリーニング店をお勧めします。
様々な素材を使っているダウンも多くなったため、不安な時やお気に入りのものはプロにお任せすることをお勧めします。
乾燥する
①脱水後、太めのハンガーにかけて自然乾燥します。ダウンはすごく渇きにくいので、なるべく部屋干しは避けてください(※匂いが出る場合があります)
どうしても部屋干しで乾燥するしかない場合は事前にバスタオルなどで水分を吸収してあげると比較的早く乾きます。
水分を含んだダウンウェアはかなり重たくなるので、太いしっかりとしたハンガーでないと曲がってしまいます。通常のハンガーでも何本かハンガーを重ねたり、組み合わせてフード部分なども立体的に乾かすとより◎です!
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②手で叩くようにして、なるべくほぐしてあげるようにします。
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③自然乾燥で湿り気が完全になくなるまで乾燥させます。(アイテムによっては3日程度かかる場合もあります)
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④生地が摩擦で痛まないように、コインランドリーで乾燥する前に生地を裏返してジップを止めます。
ジッパーをこの時に外に出てこないよう裏返してきっちり入れておくと破損する心配もありません。
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⑤コインランドリーの乾燥機に入れ、熱と温度を加えながら、20分程回します。(ご自宅用の洗濯乾燥機ではふっくらしません。下記説明文にて。)
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⑥終わりです!通気性の良いカバーをして、クローゼットで保管してください。
ここで重要なのは、
「しっかり乾かした後に、熱と温度のある乾燥」と「叩いて揉みほぐす」この2点です。
洗濯によって1点に固まったフェザーをいかに揉みほぐすかでふんわり感が変わり、ふんわり感が変わると保温力も変わります。
わざわざコインランドリーを使用して、乾燥機に入れるのは乾燥の熱が70度近くまで上がる業務用コインランドリーならではの力です。
乾いているのに、なんで乾燥機にわざわざ持っていく理由はそのような理由からです。ただし、高温になると衣類にダメージを与えることもあるため変わったデザインや素材を使用したダウンウェアは無難に信頼できるクリーニング店にお願いするのが◎です。
ちなみに余談ですがご家庭の洗濯乾燥機は電気代節約と効率良く熱循環させるため、「ヒートポンプ」が採用されるタイプが多いです。
どのような仕組みかというと、気体に圧力を加えたり抜いたりすることによって、温度が下がったり上がったりします。身近な例でいうとスプレー缶を出し続けていると、缶自体が冷たくなるあの現象を衣類乾燥に応用している技術なんです。
素晴らしい技術なんですが、温度が上がらない(いろんな衣類を洗うことが想定しているため)のも特徴で、ことダウンの乾燥においてはあまり向いていません。手間暇はかかりますが、コインランドリーの乾燥機だと熱と温風で乾かすのでふっくら仕上がります。次のブログではプロのクリーニング店に出したときの違いや、様々な素材のダウンをご紹介いたします。
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